ミジンコこあらの心理学アウトプットノート

心理学系大学院を目指すミジンコによるミジンコのためのメモ

社会構成主義

 

社会構成主義。名前から難しそー。

今回も自分用まとめです。

 

■社会構成主義

・「こころ」「感情」「記憶」という言葉を日常使うけど、

  これって具体的にどういう意味?

・そういわれると困るのは、ことばを用いる私たちの間で

 相互了解を前提とした「仮説構成概念」だから

・実在しないもの、その基礎にある暗黙なものを疑う立場のこと

・「現実は社会的に構成されている」

・社会における現実は、個人の主観のみで独立して存在するものではなく

・会話を通じて現実と社会とが相互に影響を与え合う循環的な関係

 

■「感情」の社会的構成

社会主義は感情を

「人々があるコンテクストのもとで慣習的に使用する言語に規定されている」と考える

・そのため、たとえば「エスノメソドロジー」と呼ばれる手法で、

・人々が感情について語る日常会話を分析したり、

・異文化間比較を行ったりすることで

・感情がいかに社会文化的に規定されているかを明らかにする研究がある

 

 

■言語実践そのものへ

・社会構成主義における心理療法は、セラピストとクライエントとの間において、

 多様で微細な意味をやり取りする相互交渉過程と捉えられる。

・クライエントの語りにこめられた意味をセラピストが精緻に問い、その意味を解釈し、ときに語りを訂正するコラボレイティヴなプロセスを踏む

心理療法の場における語りの改正や産出が目指され、

・語りの背後にある仮説的な構成概念は、かならずしも必要とされない

・こうした考え方のの具現化がナラティブ・セラピーにおける「無知の姿勢」である。

 

 

■コアラの感想

例えば日本人とアメリカ人が失敗Aと失敗Bをして「恥ずかしい」と感じるとする。

それらの失敗をして「恥ずかしい」と話している会話を分析することにより、日本人にとっての恥ずかしさとアメリカ人にとっての恥ずかしさとは何者なのかを調べる。

そうすると例えば、文化によって「恥ずかしい」が違うのであれば

この感情には実態がない?のだから、語りによって別のものに変化させたり

再構築することは可能だ?ということなのか?

よくわかりません!