コミュニティ心理学
コミュニティ心理学についてのコアラまとめ。
コミュニティ心理学ってよくわかんないんだよな~
地域に出て行ってリスクのある人の支援や予防をするのか?なんなのか?
ということで、勉強してみた。
参考:よくわかる臨床心理学、現代心理学辞典
■コミュニティ心理学とは
・1960年にアメリカで誕生(今から約60年前)
・相談室で来談者を待つだけでいいのか?という専門家たち自身の疑問から誕生
・地域社会にも出ていこう!
■コミュニティ心理学の基本理念
・「コミュニティ」とは場を共有することだけでなく、価値や信念などを
共有する人々の関係性から成り立つ
・人の集まりが「コミュニティ」となるには、集まる人々の所属感と、
その集団を維持・発展させたいと感じていることが必要(コミュニティ感覚)
■社会的文脈のなかの人間
・重要なこと・・・人間の行動をその人が生きている環境との相互作用の上に成り立つものととらえること、つまり人を社会的文脈の中の存在として理解しようとする視点
■人と環境への働きかけ
・人と環境両方に働きかける
・そして人と環境の適合性を高める
・予防を目的とした心理教育や啓蒙活動の実施
・システム構築、ネットワークの形成
・セルフヘルプグループの活動の支援
・危機介入的かかわり
・アドボケート(当事者の声の代弁)
☆上記の働きかけは、人間は「コンピテンス」をもつ存在である
とする人間観に基づき行われる
■コンピテンス
有能感。個人に備わっている状況への潜在的、かつ現実的な適応能力であり、
卓越した成果を発揮する行動特性。
■コミュニティ心理学的援助の実践者に求められるもの
援助者の多様な役割
①変革の促進者
②コンサルタントの役割
③評価者の役割
④システム・オーガナイザー
⑤参加的理論構成者
コラボレーション(協働)の重要性
専門家同士、ときには専門家と非専門家が各人のもっている資源を共有し、
協力して共通の目標に向け協力体制を築いていくこと。
■コアラの感想
コミュニティ心理学で、たとえば専門家が学校に出向いたときに吃音に困っている子どもを見つけたとする。
見つけることができたならば、その子やその家族に話をきくことができたり、その子と家族や学校の先生との橋渡しができたり、適切な医療機関やセルフヘルプグループにつなげられたり、いじめが発生しないように予防できたり、授業の仕方を(担当の先生とも協力しながら)その子の参加しやすいような形にできたり、などなど様々なことができそうだ。
吃音やその他の発達障害は、一見わかりづらい問題だから当事者やその家族が声を上げることが難しい場合がある。
こんなことで相談に行っても良いのだろうかとか、場合によってはうまく隠せてしまう問題だからこそ自分の悩みを打ち明けるのが恥ずかしかったり。
そんなときに、そこに訪ねてきてくれて、その個人や個人が属するコミュニティをうまーくサポートしてくれる専門家がいたらとても心強いだろうな~と思った。
という感想なんだけど・・・
コミュニティ心理学の大切なポイントとずれていないか心配・・・