ミジンコこあらの心理学アウトプットノート

心理学系大学院を目指すミジンコによるミジンコのためのメモ

記憶術☆場所法

 

■場所法(場所記憶法)

・古来有名な雄弁家たちは演説のとき、視覚イメージを用いて

・演説の筋書きを記憶していたといわれている

・自ら選んだ建物を何度もまわり、そこのさまざまな場所を記憶する

・思い出すときに心の中でこれらの場所の道筋をたどれば

・事前に対応付けた事柄が思い出される(すげー)

 

 

イメージ

 

■メンタルローテーション

・平面に書かれた2つの図形を見て、2つが同じか異なるかを答える課題がある

・たとえ見ている対象が平面図形でも、3次元対象としてイメージし

・頭の中で一定の速度で回転(心的回転)させて、2つの図形が一致しているかを

・判断している

 

■心的比較

・心の中にスクリーンがあり、そこにイメージを浮かべているとしたら

・大きなものは見えやすく、小さなものは見にくい

 

 

作成中

記憶⑦加齢効果と表象

 

■記憶の加齢効果

・高齢者も健忘症患者と同様に、顕在記憶が損なわれやすい。

・例えばよく知っているはずの物の名前が言えなかったり。

エピソード記憶では、特に再生課題の記憶が加齢に伴って低下。

・また展望記憶にも加齢効果あり。

・しかし再認は影響を受けにくい

・潜在記憶も顕在記憶に比べると加齢効果を受けにくい

・例えば、知覚技能習得(さかさま文字を読む)は加齢の影響を受けにくい

・反復効果もある

 

■記憶表象

・ワーキングメモリでは音声情報や視空間情報が保持されるが、

・長期記憶では情報はどのような形式で保存されるのか

・命題説:人の記憶は命題によって表されている。

 命題とは語そのものではないが、言語的に表現できるもので、知識の最小単位

・例えば「ブッシュはフセインに率いられた産油国イラクに宣戦布告した」

 という文章は3つの命題から構成される。

・命題表象は互いにリンクされ、ネットワークを構成している。

・二重符号化理論:人の記憶は命題という1種類の表象によっては説明できない。

・認知活動は

・視覚刺激の分析、イメージの生成等アナログ的処理を行うイメージシステムと

・言語的な情報処理を行う言語的システム(ロゴジェン)によってなされている。

・スーパーでリンゴを見れば「リンゴ」という言葉が想起されるし

・ラベンダーと聞けばラベンダーの香りが喚起される

☆☆

・具体語は抽象語よりイメージ喚起されやすい

・このことは具体語の記憶には言語システムだけでなく非言語システムもかかわっていることを意味する

 

 

記憶⑥長期記憶

・長期記憶には宣言的記憶と手続き的記憶があるが、それぞれで調べ方は異なる

 

■顕在記憶を調べるには

・顕在記憶課題:意識的に想起してもらう。

・自由再生法などを含む再生法と、再認法。

・再生法は以前学習した事柄を再現することであり、

・これには順番通りに再生する系列再生法と、

・順序に関係なく再生する自由再生法がある。

・また、提示された手がかりをもとに再生する「手がかり再生法」がある。

 

■潜在記憶を調べるには

・代表的なものには「プライミング」がある

・以前に提示したものと、提示していないものの成績を比較する。

・一般に、すでに提示された刺激(プライム)については促進効果あり。

・これをプライミング(効果)と呼ぶ

☆☆

・プライミングは次のように分けられる

1.プライミング課題

①知覚的プライミング

 ・単語同定課題:プライム提示後、その単語を瞬間的に提示し同定求める

 ・単語完成課題:プライム提示後、その単語の一部を提示してかけた文字を

  補うことにより完全な語にする。

 ・語彙決定課題:プライム語提示後、再びその語を提示し、それが語であるかを

  決定する

②非言語的プライミング

 ・部分絵画命名課題:プライム(絵)を提示し、その後、完全でない絵を提示して

  それを命名する

③概念的プライミング

 ・語連想課題:プライム語(例えば像)を提示したあと、「牙ー?」の対を

  提示してい、牙から何が連想されるかを答える

 ・カテゴリー事例生成課題:プライム語(例えば犬)を提示した後、「動物-?」

  のように、動物の例として何があるかを答える。

2.技能学習課題

・技能学習とは、感覚系と運動系を協応させることによって

・正確な効率のよいパフォーマンスを可能にすることをいう

・このようにして学習されたさまざまな技能も、

・それを記憶しているかどうかは、意識されない。

・技能学習が、上記のプライミングと同様に潜在記憶と同じメカニズムに

 基づいているのかは議論がある。

・しかし、海馬が損傷されると新しい出来事の想起能力が障害される健忘症が

 生じるが、プライミングや技能習得には同様の障害が見られないこと報告がある

記憶⑤転移適切処理

 

■転移適切処理

・どの水準の処理が有効かは検索時のテストに依存する考えのこと。

・意味処理が一般に有効なのは、

・再生や再認の通常の検索過程に意味処理が含まれているから、と。

・再認テストで通常の再認ではなく、韻についての再認を求めると

・最初に音韻判断を行った時の方が、意味判断を行ったときよりも

・成績がよかった

・しかし、この研究は処理水準モデルを否定するものではない

・音韻水準処理と韻の再認テストの組み合わせは

・常に意味水準処理と意味検索を必要とする通常の再認テストの組み合わせより

・成績わるい。

・どのようなテストがなされるかも影響するが、

・最初にどのように符号化さるかも、重要

・→処理水準モデルと転移適切処理の考え方は補完しあうもの。

 

 

記憶④符号化特殊性

 

記憶まだまだあります・・・

 

■符号化特殊性

・どのように符号化されるかも大切だが・・・

・どのような文脈で符号化されるかも重要!!!

・さらに記憶を想起するときに利用できる手がかりが

・符号化の文脈と一致するかもまた、記憶に大きな影響を与える

・これを符号化特殊性原理という

 

■トムソンとタルヴィングの実験

・連想関係が弱いあるいは強い手がかり語の対(例えば電車-黒、白-黒)

・上記を学習

・その後、強い手がかり語または弱い手がかり語を提示

・あるいは手掛かりなしで再生

・同じ手掛かり語が提示された場合(電車-黒、電車→?)は違う手がかり語が

 提示された場合より成績はよかった

・たとえ、関連の強い連想関係の手がかり語が再生時に提示されても

・学習時の手がかり語と異なれば、再生の成績は悪かった

 

■外的文脈と内的文脈

・手がかり語だけでなく、①学習時にいる部屋の状態②体の状態(気分や感情)等

・さまざまな情報源を文脈として利用する

・①を外的文脈②を内的文脈という

・ゴドンとバッデリーは外的文脈の重要性も明らかにしている

・実験参加者に陸上もしくは水中で単語リストを学習してもらい

・陸上または水中でその自由再生を求める実験を実施

・その結果、学習と再生が同じ外的文脈でなされた場合の成績がよかった

・しかし再認テストでは、まったく効果はみられない

・これは、再認テストでは再認選択肢という手がかりが利用できるので

・学習時とテスト時の文脈一致性は重要ではないため

 

■コアラの感想

 気分一致効果とかもこのへんに関連するんだろうなーいつ出てくるんだろ

 

 

記憶③処理水準モデル

 

記憶にもいろいろな理論があるのですね

二重貯蔵庫モデルを批判して、処理水準モデルを提唱した

クレイク先生とロックハート先生の実験です(自分用まとめ)

 

■処理水準モデル

・クレイクとロックハート(かっこいいお名前…!)が提唱

・「知覚処理は感覚情報の分析から始まり、語や対象の同定に至る

  さまざまな分析水準の階層からなる」とトリーズマンの考えに着想を得る。

・クレイクは刺激の分析水準にお維持て記憶の成績は変化するのでは?と。

・深い意味的な処理は高い記憶成績を生み出すが

・感覚的属性についての判断のように浅い処理は低い記憶成績しか生み出さない

・これが処理水準モデル

☆☆

・この実験では、単語と、それに先行して処理の方向付けを行う質問文が提示された

・実験参加者には、提示された単語の再認テストがあとでなされることは

・知らされていない

・後にその単語をみたかをきかれる

・結果は予想通り、文章判断、音韻判断、活字判断の順番でよかった